青山一丁目麻布歯科です。
本日はインプラント周囲炎の特徴についてお話しします。
『インプラント周囲炎の特徴』
・症状がエスカレートしていることに気づきにくい
インプラント周囲炎に見舞われると、歯茎の出血や腫れ、退縮などが発生します。
ですがこれらを自覚することは難しく、重症化するまで気づけない可能性が高いです。
インプラントがぐらぐらしてからも放置し続けると、そのうちインプラント自体が抜けてしまってもおかしくありません。
・エスカレートするのが速い
また、インプラント周囲炎はエスカレートするのがとても速いです。
インプラントには歯根膜が存在しないため血液が送られる量が少ないですから、細菌への抵抗能力がどうしても低くなってしまうからです。
ですから、天然歯の5~10倍ほどのスピードでアゴの骨が溶けていくと言われています。
『インプラント周囲炎の対処方法』
・PTMC
歯科衛生士が専用器具を使って、口内の歯石やプラークを除去する処置のことです。
ブラッシングだけでは除去できないプラークも取ることができますから、インプラント周囲炎の改善ができます。
また、歯石や「歯の表面にある細菌が生成する膜(バイオフィルム)」を壊して、虫歯のリスクをダウンさせることも可能です。
・患部の洗浄
インプラント周囲炎がある場所を薬品で洗浄して、改善へと繋げます。
・抗生物質の使用
抗生物質の作用で化膿を抑制して、インプラント周囲炎の急性期症状を軽減することができます。
・生活習慣の改善
食習慣や喫煙習慣を改善することでも、インプラント周囲炎のリスクを下げることができます。
インプラント周囲炎を根本的に治すことはできませんが、上記の処置をすることでケアすることが可能です。
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
青山一丁目駅から徒歩1分の歯医者
『青山一丁目麻布歯科』
東京都港区赤坂8-5-32 田中駒ビル1F
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投稿日:2022年1月28日