青山一丁目麻布歯科です。
本日は「妊娠性歯肉炎」についてお話しします。
『妊娠性歯肉炎の原因』
妊娠中は、ホルモン(エストロゲン、プロゲステロンなど)の分泌が増えます。これらのホルモンを好む細菌が増えることで、歯肉炎が起こりやすくなります。そのため、妊娠5週頃から20週頃まで、歯ぐきが腫れたり、出血したりすることがあります。
ただし、必ず歯肉炎になるわけではなく、日頃の歯磨きで歯肉炎を予防することは可能です。産後はホルモンバランスが落ち着くので治りますが、口の中を不潔にしておくと、軽度歯周炎に進行してしまいます。
『主な症状』
歯ぐきの色がピンクから赤っぽくなり、腫れが出てきます。また、ブラッシングの際に歯ぐきから出血することもあります。
『治療方法』
妊娠中は、歯科治療を受けたくない場合もあるでしょう。特につわりの時期は治療が困難な場合が多いです。
口の中を清潔に保つことで歯肉炎の症状が改善されるので、自宅でもしっかり歯磨きをすることが必要です。
歯科治療が可能な場合は、スケーリング(歯石除去)、クリーニング(歯垢除去)などのプラークコントロールを行います。
妊娠中の歯肉炎は、軽度歯周炎に進行することがあります。出産後も歯肉炎の症状が続き、軽度歯周炎に進行する場合もあります。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
青山一丁目駅から徒歩1分の歯医者
『青山一丁目麻布歯科』
東京都港区赤坂8-5-32 田中駒ビル1F
TEL:03-6434-9877
投稿日:2022年8月26日