青山一丁目麻布歯科です。
本日は子供も気をつけたい歯周病についてお話しします。
歯周病というと、高齢者になって発症する病気というイメージがありますが、20~30代の若い人でも発症することのある病気です。
また、子供は歯周病にかからないなんてこともなく、子供でも歯周病のリスクは十分にあります。
そのため、歯周病予防は大人になって始めるのではなく、子供の内から、しっかりと習慣付けていくことが必要になります。
今回は子供の歯周病について、詳しく解説していきます。
歯周病の感染経路や予防の重要性を理解し、今後の歯周病予防に活かしていただければと思います。
◎歯周病とは?
歯周病というのは、細菌感染症の1つです。
歯周病菌と呼ばれる原因菌がはっきりしていて、それに感染することで発症します。
つまり、歯周病にかかった人というのは、どこかのタイミングで歯周病菌に感染しているということになります。
子供の歯周病の感染経路は一体どこなのでしょうか?
◎親から感染することが多い
歯周病菌は唾液を介して感染する菌です。
そのため、食事の際に大人から子供へ感染することが非常に多いです。
お箸の共有や口移しで食べ物を与える時などに、歯周病菌が子供の口腔内に侵入します。
お母さんやお父さんや祖父母等が歯周病にかかっている時は、そういった行為を極力避けるのが予防に繋がります。
子供のためにも、歯周病の治療または歯周病の検査を行うべきともいえます。
◎乳歯の生え揃う時期に感染しやすい
歯周病菌は、”歯”に影響するものなので、歯のない内は歯周病にかかることはありません。
最初の乳歯が生える生後6ヶ月くらいまでの赤ちゃんへの歯周病の感染リスクはほとんどゼロに近いといえます。
しかし、歯が存在してからは、常にリスクがあります。
特に乳歯が生えだしてきて、乳歯列が生え揃う2歳半くらいまでは要注意したい期間です。
乳歯の歯並び、生え方が安定せず、歯垢(プラーク)も溜まりやすい状況ですので、歯周病にもかかりやすい口腔環境といえます。
この時期は特に歯周病に気をつけてください。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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投稿日:2022年4月5日