青山一丁目麻布歯科です。
顎関節症は、日本人の中で増加傾向にあるとされる疾患です。それでは、顎関節症の具体的な症状や原因、そして日本人に多い背景について解説します。
症状の特徴
顎の痛み: 顎関節症の最も代表的な症状は、顎の痛みです。食事中や会話中、特に朝目覚めたときなどに感じることが多いです。
音の発生: 顎を動かすときに「カクカク」といった音がする場合があります。これは顎関節の動きが滑らかでないことを示しています。
顎の動きの制限: 顎の動きがスムーズでなく、開閉が困難になることがあります。
原因とメカニズム
顎関節症の主な原因は以下の通りです。
歯ぎしり・食いしばり: 長時間にわたる歯ぎしりや食いしばりは、顎関節やその周りの筋肉に過度なストレスを与え、疾患の原因となります。
顎の外傷: 事故やスポーツ中の衝撃など、顎にダメージを受けることで顎関節症が発症することがあります。
顎の位置の不均衡: 歯並びや噛み合わせの問題、または成長過程での顎の位置のズレが、顎関節症の原因となることがあります。
日本人に顎関節症が多い背景
顎関節症が日本人に特に多いとされる背景には、以下の理由が考えられます。
食文化の影響: 日本の伝統的な食事には、硬い食材を頻繁に噛む機会が多い。これが顎関節に負担をかける一因となっているとされます。
生活習慣: ストレスや睡眠不足が歯ぎしりの原因となることが多い。現代日本の生活リズムや労働環境が、これらの習慣を増加させている可能性がある。
遺伝的要因: 顎関節の形状や構造が遺伝的に影響を受けることが指摘されており、日本人特有の遺伝的背景が関与している可能性も考えられます。
このように、顎関節症の発症には多くの要因が絡むことがわかります。特に日本の文化や生活習慣が、疾患のリスクを高める要因として働いていることが考えられます。
早めの予防や治療が重要となってきますので、症状が出たら早めに専門家に相談することをおすすめします。
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投稿日:2023年9月22日